北京の地壇公園では毎年、春節(旧正月、今年は2月10日)期間に日本の縁日にあたる廟会が開かれるが、今年は、9日(旧暦大みそ日)から16日(旧正月7日)まで8日間開催された。15日の午後4時、廟会に訪れてみると、閉会1時間前にも関わらず、大勢の人々が押し寄せ、会場内では人の肩と肩がぶつかり合うほどの賑わいを見せていた。「人民網」が伝えた。
地壇春節文化廟会は北京で最も早く再開された廟会で、多彩な民俗色に溢れた北京市の名物だ。廟会に訪れた観光客はさまざまな手工芸品を買ったり、南から北まで各地の特色ある屋台の食べ物を味わったり、伝統的な輪投げや、迷宮などのゲームに興じたりと様々な方法で楽しめる。
廟会期間には伝統的な民俗パフォーマンスや、文化展覧会などのイベントなども多数行われる。中でも、祭壇で行われるかつての皇帝が地の神に対して行った祭祀を再現したパフォーマンスは毎年最大の見所であり、豪華な顔ぶれや、迫力満点のパフォーマンスで多くの観光客を引き付けている。
この他、今年の廟会では1万人の大規模お見合い公益イベントも行われた。参加者はクラウドコンピューティング技術を使ってお見合い会場に導かれ、スキャンされた二次元コードを通してクラウドコンピューティングの端末データバンクに入り、正確かつ速やかに気に入った結婚相手の情報を手に入れることができる。最新式のお見合いイベントが歴史と伝統ある廟会に、現代の風を吹き込んだ。(編集MZ)
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