浙江省台州市の楓南小区の入り口には牛乳の無人販売所がある。15年にわたり経営する同店では、支払代金が足りなかったことは一度もないという。販売者の洪明更さんは毎日午後4時ごろ同店に行き、袋詰めの牛乳を置くと掲示板に「牛乳を持ってきました。箱の下におつり用の小銭があります。できるだけおつりがないようにお支払ください」と記入する。洪さんは台州市椒江区下陳街道同心村で酪農を営み、1日あたり200キログラム以上の新鮮な牛乳を生産している。加工企業や配達契約の世帯に牛乳を届けた後、余った牛乳をこの住宅区で無人販売しているという。無人販売所にしたのは店舗にして対応している時間がないことと、住宅区の住民は信頼を重視しており、信頼できるためだという。「15年もの間ずっと無人で販売しているが、支払いの代金が足りなかったことはない。」時々お金を持ち合わせていない人が洪さんに電話をしてくると「いいですよ、持って行ってください」と快く答える。しかしそういう人も後できちんと払ってくれるという。無人販売所が15年の間もきちんと営業されていることは、信頼の力によるものだと市民たちは語る。「新華網」が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年3月19日
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