ここ数日間の潜水で、蛟竜号は長基線測位システムの性能を確認し、海底地形測量などの作業を行い、一部の海底パラメータを観測、大量の高画質画像・動画を撮影し、弁鰓類、カサガイ、炭酸塩などのサンプルを持ち帰った。
専門家は「これらの生物サンプルは、海洋の極限環境における生命間の関係を研究するのに役立つ。海洋極限環境下の食物連鎖は、光合成ではなく海底の流体に存在するメタンや硫化水素に生存を依存しており、現在に至るまで解明が進んでいない」と語る。
今回の潜水任務の第1段階では、南中国海の特定海域における超短基線(USBL)測位システムの信頼性・安定性などの確認、長期線測位システムの実験を行うほか、南中国海深海科学計画の一環として、冷水噴出活動の物理化学環境、生物多様性、生物地球化学、および海山岩盤の性質と年齢などの研究を行う。
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