人民網日本語版|日本チャンネル|携帯版

長征7号ロケット、打ち上げに成功

中国の新型運搬ロケット「長征7号」が6月25日午後8時、海南文昌衛星発射センターで打ち上げられた。その研究から打ち上げまでの道程を振り返てみる。

長征7号ロケット、初の打ち上げが成功

来源:人民網日本語版(2016-06-26 08:21)

  新型ロケット「長征7号」が6月25日20時、海南文昌衛星発射センターで打ち上げられた。603秒後、搭載するペイロードがロケットから、近地点200キロ、遠地点約394キロの地球から月に向かう軌道に投入された。[详细]

長征7号ロケット、打ち上げに向け準備万端

来源:人民網日本語版(2016-06-24 14:36)

  長征7号ロケットは25−29日に、海南文昌発射場から打ち上げられる。低緯度地区からの打ち上げにより、静止トランスファ軌道の衛星積載能力を高め、衛星の使用寿命を延ばすことができる。しかし「高温・高湿度・高塩分」「強い台風・降雨・豪雨」という特殊な気候環境にも直面する。長征7号はこれらの課題に向け、一連[详细]

長征7号ロケット、25~29日の間に打ち上げへ

来源:人民網日本語版(2016-06-23 13:33)

  長征7号ロケットと搭載ペイロードが取り付けられた発射台が22日、海南文昌衛星発射センターの垂直総組立・試験場から運び出された。ロケットは約3時間をかけて安定的に移動した後、無事に発射塔まで運ばれた。中国有人宇宙飛行事業弁公室が発表した情報によると、同ロケットは6月25~29日の間に打ち上げられ、初の[详细]

「長征7号」ロケットが打ち上げへ、現地で8カ所の観測点が発表

来源:人民網日本語版(2016-06-20 13:52)

  中国が開発した最新ロケット「長征7号」が今月末、海南文昌衛星発射センターから初めて打ち上げられる。文昌市は「初打ち上げ」の観測に最も適した8カ所を発表した。その面積は671ムーで、見物客を2万5300人収容できる。[详细]

長征7号はこんな「顔」

・長征7号の基本データ・
全長:53.1メートル
直径:3.35メートル
離陸重量:597トン
積載量:13.5トン
エンジン:新型液体酸素・ ケロシン
打ち上げ日:6月25日
主な任務:天舟貨物宇宙船を宇宙に送り込む。

設計上で新たなところ

  • 1> 4基の2.25メートル級ブースターを搭載し、積載量が大幅に増加。
    2> 環境にやさしくて推進能力の優れた燃料を使用。
    3> 風速17.2-20.7m/sの強風が耐えられ、防水設計が施されているので雨の中でも打ち上げられる。
    4> 直接発射エリアで垂直組立、垂直試験、垂直移動を行う。

海南文昌発射センターを選んだ理由は?

  • 1> 低緯度。高緯度の発射場よりも、地球の自転速度を十分に活用し、打ち上げの効率を高めることができる。
    2> 広角。90−175度の範囲に打ち上げ可能。
    3> 高安全性。海に向かって打ち上げ、ロケットの残骸が海に落下する。
    4> 輸送の制限が少ない。水運により新型・大型宇宙製品を輸送でき、経済的で信頼性も高い。

長征ロケット、2016−20年に110回打ち上げへ

  • 全国政協委員で中国航天科技集団公司中国運載火箭(キャリアロケット)技術研究院元党委員会書記の梁小虹氏によると、「第13次五カ年計画期間(2016−20年)、長征ロケットシリーズの打ち上げ回数は過去最多の110回に達し、長征ロケットの打ち上げは、頻繁、新型、長距離、全面的という4つの見所を持つ。