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長征7号ロケット、打ち上げに成功

中国の新型運搬ロケット「長征7号」が6月25日午後8時、海南文昌衛星発射センターで打ち上げられた。その研究から打ち上げまでの道程を振り返てみる。

長征7号ロケット、デジタル化シミュレーション技術を採用

来源:人民網日本語版(2015-03-06 10:59)

  中国航天科技集団公司中国キャリアロケット技術研究院党委員会書記の梁小虹氏は4日、「長征7号」ロケットが昨年末に海南文昌衛星発射センターに輸送され、今年の春節前に発射場での合同訓練を完了したと発表した。初めて採用されたデジタル化シミュレーション技術により、合同訓練の全過程がスムーズに完了し、何の問題も[详细]

長征7号ロケット、全貌が明らかに

来源:人民網日本語版(2015-01-28 13:36)

  長征7号ロケットはこのほど、海南文昌衛星発射センターに輸送され、間もなく初の全システム総合訓練が実施されることになった。これは来年の初打上げに向けた重要な試験だ。宇宙事業情報サイト「中国載人航天網」は、長征7号が新型移動式発射台にセットされた写真を公開した。同ロケットと発射システムが全貌を明らかにす[详细]

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長征7号はこんな「顔」

・長征7号の基本データ・
全長:53.1メートル
直径:3.35メートル
離陸重量:597トン
積載量:13.5トン
エンジン:新型液体酸素・ ケロシン
打ち上げ日:6月25日
主な任務:天舟貨物宇宙船を宇宙に送り込む。

設計上で新たなところ

  • 1> 4基の2.25メートル級ブースターを搭載し、積載量が大幅に増加。
    2> 環境にやさしくて推進能力の優れた燃料を使用。
    3> 風速17.2-20.7m/sの強風が耐えられ、防水設計が施されているので雨の中でも打ち上げられる。
    4> 直接発射エリアで垂直組立、垂直試験、垂直移動を行う。

海南文昌発射センターを選んだ理由は?

  • 1> 低緯度。高緯度の発射場よりも、地球の自転速度を十分に活用し、打ち上げの効率を高めることができる。
    2> 広角。90−175度の範囲に打ち上げ可能。
    3> 高安全性。海に向かって打ち上げ、ロケットの残骸が海に落下する。
    4> 輸送の制限が少ない。水運により新型・大型宇宙製品を輸送でき、経済的で信頼性も高い。

長征ロケット、2016−20年に110回打ち上げへ

  • 全国政協委員で中国航天科技集団公司中国運載火箭(キャリアロケット)技術研究院元党委員会書記の梁小虹氏によると、「第13次五カ年計画期間(2016−20年)、長征ロケットシリーズの打ち上げ回数は過去最多の110回に達し、長征ロケットの打ち上げは、頻繁、新型、長距離、全面的という4つの見所を持つ。