中国航天科技集団公司中国キャリアロケット技術研究院党委員会書記の梁小虹氏は4日、「長征7号」ロケットが昨年末に海南文昌衛星発射センターに輸送され、今年の春節前に発射場での合同訓練を完了したと発表した。初めて採用されたデジタル化シミュレーション技術により、合同訓練の全過程がスムーズに完了し、何の問題も生じなかった。科技日報が伝えた。
梁氏によると、発射場での合同訓練とは、ロケットと発射場の全面的な連結を意味する。長征7号は海上輸送および発射場の自然環境条件の試練を乗り越え、かつ初めてペイロードのインターフェースとのマッチングを行い、全モジュール垂直組立、新型移動発射台とのマッチングを行った。梁氏は、「システムは巨大で、各種機械・装置のインターフェースが非常に多かったが、合同訓練に向け事前にデジタル化シミュレーションを実施していたため、現場では問題が生じなかった」と話した。
長征7号は合同訓練の他に、設計から生産に至る全過程で全3Dデジタル技術を採用し、中国初のデジタル化ロケットとなった。梁氏は、「かつては図面と向き合っていたが、今回初めて全システムのデジタル化を実現し、中国のロケットの設計・生産がより先進的な水準に達した」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年3月6日
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