米国カリフォルニア州南東部にある同州最大の湖・ソルトン湖は20世紀初頭に人工的に形成された湖で、かつてはリゾート地しての賑わいも見せ、ピーク時には毎年150万人もの観光客がこの地を訪れていた。しかし、湖水の蒸発量の高さと周辺都市から排出された大量の農業用水などが原因で、湖面積の深刻な縮小が進み、生態環境の悪化を招いている。現在、干上がって湖底がむき出しになった箇所は砂嵐の発生源となっているほか、水量の減少が湖水の塩分濃度を高め、魚類の大量死が生じている。あたりに漂う腐臭などもあり、かつて繁栄を見せたこのリゾート地は今や人影もないほど寂れてしまっている。新華網が伝えた。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年10月14日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn