浙江省の杭州駅で22日午後、人々があわただしく行き交うプラットフォームで心温まるシーンが繰り広げられた。一人の若い女性が武装警察官たちに囲まれながら、ぴんとした姿勢で立っている武装警察官の張清華さんに向かっていった。二人は互いに手を取り合い、多くの人が見守る中、同駅で簡単だがロマンチックな結婚式を行った。浙江在線が伝えた。

新郎の張さんは武装警察杭州支隊三中隊五班の班長で、張さんが所属する三中隊は命令を受け、大勢の中から選ばれた優秀な隊員たちが杭州駅での春運（旧正月の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制）期間の安全警備の任務を担当することになった。張さんはもともと1月23日に結婚式を予定していたが、春運任務を命じられたため、結婚休暇の取得をあきらめて結婚式を延期し、ためらうことなく春運任務に就いた。フィアンセの黄夢■（■は女へんに交）さんは張さんにサプライズで喜ばせようと、彼に会いに22日の金華駅から杭州駅までの動車組（高速列車）チケットを購入。そして、同駅で簡単な結婚式を行い、張さんの同僚たちが彼らの愛の誓いを見届ける立会人となった。（編集YK）

「人民網日本語版」2017年1月24日