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古い写真にみる昔の成都、最も辛い職業「背二哥」

人民網日本語版 2017年02月27日08:29

険しい山道で一時休憩を取る「背二哥」(都江堰で撮影)。

木材を背負う「背二哥」(都江堰で撮影)。

四川省は古来より、山地に囲まれていたため、断崖絶壁で山は険しく、河の流れも激しく、交通が非常に不便だった。千数百年に渡り、数々の「背夫」たち(大量の荷物を背に担いで運搬する人々)が世界を背負って、険しい蜀道の道を歩んできた。華西都市報が伝えた。

食材の入った箱を担ぐ「挑夫」(成都で撮影)。

草鞋を担ぐ「挑夫」。

薬剤を背負う「背二哥」たち(安県で撮影)。

1917年のある日、アメリカ人のギャンブルさんは、四川省の1本の険しい山道で大量の荷物を背に担いで運搬する人を見かけた。同行していた通訳はギャンブルさんに、彼らは蜀道の「背二哥」と呼ばれる荷運びであることを伝えた。彼らはその背に自分の背丈よりもうず高い荷物を背負い、1日数十キロの距離を50キロ以上の荷物を担いで移動する。この出会いは、遥々海を渡ってきたギャンブルさんの記憶に深く刻み込まれた。

四川省は昔から、人口が多く、労働力が廉価で、現地の人は荷物を背負って運ぶことを得意としている上、険しい蜀道もある。そのため、行商や港には、「背夫」や「挑夫(荷担ぎ人夫)」が現れた。人々は彼らを「背二哥」と呼び、当時最も辛い職業だった。また道中で「背二哥」たちが荷物を失くさないように、こうした荷運びたちを組織し、荷の安全を保証することを職業とする人々も存在した。(編集TK)

「人民網日本語版」2017年2月27日

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