上海タワー(上海中心)の最上階(125-126階)に位置する「巓峰632」スペースが28日夜より正式に一般公開となった。上海タワーでは、強風などによる高層建築物特有の揺れを、揺れに同調する「おもり」を利用して抑制する装置「動吸振器(TMD)」を初めて一種のアートへと昇華させている。独特の工夫が凝らされたこのTMDは深い意味を持ち、機能が集中し、さらに外観の美しさも兼ね備えた、まさに芸術作品といえる。同時に、126階のTMD上部のスペースにはテクノロジー、人文、アートを一体化させた多目的空間が広がる。TMD上部に取り付けられた目のような彫刻「巓峰の目」は、中国の地理書「山海経」に登場する燭竜に由来しており、「上海の慧眼」と呼ばれている。中国新聞網が伝えた。(編集TK)
「人民網日本語版」2017年8月30日
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