黒竜江省の哈爾濱(ハルビン) 市社会科学院731問題専門家調査研究チームはこのほど米国を訪れ、中国侵略日本軍による細菌戦実施に関する新しい公文書を発見した。専門家は、このような新たな発見は中国に所蔵されている細菌戦の公文書の空白を埋めるのに有効で、重要な史実証明価値のあるものだとしている。新華社が伝えた。
哈爾濱市社会科学院731問題専門家チームは9月24日から30日にかけて、米国国立公文書記録管理局、米国議会図書館、スタンフォード大学などを訪れ、中国侵略日本軍による細菌戦に関する学術調査・研究や資料収集を行い、中国と米国の学者が共に努力する過程で重大な成果を上げた。
哈爾濱市社会科学院731問題国際研究センターの楊彦君副研究員は、「今回の調査・研究の中で、米国が解読した細菌戦に関する最も新しい英語公文書2000冊以上を初めて発見した。特に米国議会図書館では、中国侵略日本軍の『陸軍軍医学校防疫研究報告』の原本などの歴史資料を初めて発見した」と語った。
専門家によると、これらの新しい発見、歴史資料、証拠は特別な史実証明価値や学術的価値、応用価値があり、731国際資料センターの公文書がより充実したものとなったという。
そのほか、日本の細菌戦実施の証拠問題に関して、調査研究チームは米国議会図書館、中米友好協会ミネソタ州支部、マカレスター大学などと学術交流を行い、ミネソタ州で特別シンポジウムを行った。また、同チームは米国国立公文書記録管理局、米国議会図書館、スタンフォード大学フーバー研究所に、哈爾濱市社会科学院が編纂した731問題の学術書籍を贈呈した。(編集YK)
「人民網日本語版」2017年10月11日
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