「2017年Panda杯全日本青年作文コンクール」の表彰式が16日夜、在日本中国大使館で開催された。同大使館の劉少賓・臨時代理大使、張梅・参事官、日本財団の尾形武寿理事長、日本科学協会の大島美恵子会長などがゲストとして出席し、受賞者に賞を授与した。人民網が報じた。
劉臨時代理大使は挨拶の中で、「中日両国は重要な隣国同士で、長期にわたる健全で安定した中日関係は、両国と両国の国民の根本的な利益に合致している。今年は中日国交正常化45周年で、両国の各界が共にこの重要な時を活用し、青少年交流を含む両国の各分野の交流、協力を着実に推進し、両国関係の安定した改善を促進することを願っている。各受賞者は今後、北京、天津、上海、南京など、中国でも魅力ある都市を訪問する。中国訪問期間中、いろんなものを見たり、聞いたり、感じたりし、自分の目で本当の中国を理解し、日本に帰国後、見聞きしたことを家族や友人に紹介してほしい。また、受賞者が今回の中国訪問を通して、中日関係の未来について真剣に考え、その収穫を中日友好を実践する行動に生かしてほしい。そして、両国関係が長期にわたり健全に安定して発展するよう寄与してもらいたい」と語った。
尾形理事長や大島会長のほか、全日本空輸・マーケティング室の朱金諾・常任理事、作文コンクールの審査員を務めた東日本国際大学の西園寺一晃客員教授などのゲストも挨拶を行った。ゲストらは、日本の青少年が中国を理解する点で作文コンクールが大きな役割を果たしていると強調し、両国の青年友好交流の発展や今後の中日関係に対する期待を語った。
その後、劉臨時代理大使や張参事官、日本側のゲストなどが佳作の受賞者2人、入選の受賞者5人、団体賞の受賞者3人に表彰状を授与した。
受賞者代表の小島心さんは受賞した感想を語った際、「中国に行ったことはなく、『私と中国』というテーマを見てから、実際に作文を書き始めるまでかなり時間がかかった。資料を調べると、中国は魅力いっぱいであることが分かり、中国に対する印象が変わった。そして、中国について学び、理解したいという思いが芽生えた」とした。
「人民中国」雑誌社、在日本中国大使館、日本科学協会が共催の同作文コンクールは2014年に始まり、今回で4回目。今回のテーマは「@Japan わたしと中国」で、応募資格は16-35歳の日本人。47都道府県から498作品の応募があった。最終的に、優秀賞10人、入選5人、佳作40人が選ばれた。今年の受賞者上位15人のうち10人が地方都市の青年だった。15人は10月17日から1週間、中国研修旅行に参加する。訪中団は、北京、天津、上海、南京の4都市を訪問する予定だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年10月17日
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