「錬磨と奮進の60年—海外メディアが見る広西2018」取材イベントが25日、正式に始動した。同イベントには20以上の国と地域のメディア42社から記者約50人が参加。4グループに分かれて広西の14都市を取材していく。人民網が伝えた。
第3グループは開幕セレモニー終了後、高速鉄道で桂林市に移動し、逍遥楼や東西巷、漓江の環境保護プロジェクト、大圩古鎮の視察を行った。
今や国際的な観光都市へと発展を遂げた同市は、中国4大観光目的地の1つ。2012年には、国家発展改革委員会から全国で初のケースとなる「桂林国際観光景勝地建設発展計画概要」の認可を受け、2020年までに国際観光都市としてのインフラ整備を完成させる発展戦略を推し進めている。
同自治区人民代表常任委員会の趙楽秦副主任は取材に対し、「桂林市は市民や観光客がより便利に暮らし、観光できる都市作りと、同市の母なる河・漓江を中心とした環境保護に取り組んでおり、現在、旧市街地に集中している都市機能を着々と新市街地に移転させている。新空港建設などのインフラ整備を重点政策として打ち出しているほか、広東省深セン市と山東省太原市とともに国から持続可能な開発のためのアジェンダ革新モデル区に認定されている」と紹介した。
2017年に桂林市が受け入れた観光客数は延べ8232万7900人で、その観光消費総額は971億7600万元(1元は約16.6円)。同市が推し進めている発展戦略で、市民の増収を実現し、2015年から2017年にかけて貧困村が499村から290村にまで減少した。
政府と市民が一丸となり桂林の発展を支え、既存の観光資源の保護を進めつつ、新たな観光資源を生み出し続けている。その魅力は、「桂林の山水は天下に甲たり」と詠まれた時代から衰えることなく、進化し続けている。(文・洪東実)
「人民網日本語版」2018年6月27日
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