6月24日から29日にかけて、広西壮(チワン)族自治区成立60周年を記念して同自治区共産党委員会宣伝部と人民日報社、人民網が共同で展開している「錬磨と奮進の60年——海外メディアが見る広西2018」取材イベント。4グループに分かれて取材が進められており、第3グループは28日、梧州市六堡茶文化展示館を訪れ、中国の六堡茶文化に触れた。
中国茶においてプーアル茶と同じ黒茶に分類される六堡茶は、梧州市の特産品の一つ。清の時代、六堡茶は中国24大銘茶の1つとされており、中国古代の「海上シルクロード」の主要商品として東南アジア諸国を中心に販売されていた。六堡茶はプーアル茶と同様に体を温める効果があるだけでなく、暑気あたりの症状を緩和する効果もあるため、暑い夏にも最適な「健康茶」だ。
日本でも「堡」の「土」を取った「六保茶」という名前で販売されているということで、同館の責任者である馬士威博士は、「1980年代ごろから六堡茶を健康茶として日本市場に輸出しており、つい先日も、東京都と静岡県で開かれた見本市に六堡茶を出展したばかり。同館が出版している六堡茶に関する出版物には日本人が六堡茶について書いた詩も掲載されている」と紹介。
記者たちは六堡茶文化展示館で六堡茶の歴史の紹介や中国茶道パフォーマンス、職人による茶の釜炒りパフォーマンスなどを見学した後、六堡茶の試飲して、六堡茶尽くしのひと時を楽しんだ。(文・洪東実)
「人民網日本語版」2018年7月2日
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