習近平国家主席は4日、北京で上海協力機構(SCO)加盟国首脳理事会第23回会議にテレビ会議の形式で出席し、「初心と使命を胸に刻み、団結と協力を堅持して、さらなる発展を実現」と題する重要演説を行った。新華社が伝えた。
習主席は「現在の世界は混迷し、百年間なかった変化の進行が加速し、人類社会は未曾有の試練に直面している。団結か、それとも分断か?平和か、それとも衝突か?協力か、それとも対立か?これらが再び時代の問いとなっている。私の回答は、『各国の人々の素晴らしい生活へのあこがれは我々が追い求めるものであり、平和・発展・協力・ウィンウィンという時代の潮流は止められない』というものだ。我々は時代に与えられた重任を肩に担い、初心と使命を胸に刻み、団結と協力を堅持し、世界の平和・発展維持により多くの確実性とプラスのエネルギーを与える必要がある」と指摘。
「第1に、正しい方向性をしっかりと把握し、団結と相互信頼を増進する必要がある。第2に、地域の平和を維持し、共通の安全を保障する必要がある。第3に、実務協力に焦点を合わせ、経済回復を加速する必要がある。第4に、交流と相互参考を強化し、民心の通じ合いを促進する必要がある。第5に、多国間主義を実践し、グローバル・ガバナンスを整備する必要がある」と強調した。
習主席はまた「中国は各国と共にグローバル発展イニシアティブを実行に移し、経済のグローバル化の正しい方向を堅持し、保護主義、一方的制裁、国家安全保障概念の乱用に反対し、障壁の構築、デカップリング、サプライ・産業チェーンの分断に反対し、互恵協力のパイを大きくすべく努力し、発展の成果による恩恵がより多く、より公平に各国の人々に行き渡るようにすることを望んでいる。各国が第3回『一帯一路』(the Belt and Road)国際協力サミットフォーラムに参加し、世界に幸せをもたらすこの幸福の『ロード』を共同でより広くし、より伸ばしていくことを歓迎する」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年7月5日