下半期の中国経済はどうなるか

人民網日本語版 2023年08月16日14:51

資料写真(画像著作権は東方ICが所有のため転載禁止)

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国務院新聞弁公室の15日の記者会見で、国家統計局報道官、国民経済総合統計司(局)の付凌暉司長(局長)は、今後の経済動向について「世界経済は依然として下押し圧力に直面しており、国内経済の回復も需要不足に直面している。しかし、中国は国内市場の大きな潜在力、強力な産業基盤、広範な発展の余地などの優位性が明らかであり、長期的好転という基調に変わりはない」と指摘し、以下の点を挙げた。

(1)内需の牽引が続いている。今年に入り、サービス消費は回復を加速し、消費拡大を力強く支えている。投資面では、産業の高度化の発展とイノベーション主導の強化に伴い、製造業やインフラ投資が成長し続け、経済の安定的発展に寄与すると見込まれる。

(2)外部環境の改善が期待される。7月以降、世界のインフレ率は顕著に低下し、主要エコノミーの利上げも終焉に近づくとみられ、世界の金融市場の動揺も多少緩和している。これは中国の貿易の安定的発展に有利な条件を生み出す。

(3)新たな原動力の成長が継続する。中国では、従来産業の改造・高度化、新興産業の発展・成長の段階に入るに伴い、経済に対する新たな原動力の牽引力が高まり続けている。1-7月、一定規模以上の航空・宇宙機設備製造業の付加価値額は20%以上増加した。7月の風力発電機の生産量は29.7%増加し、充電スタンドの生産量も20%以上増加し、徐々に新たな経済成長分野になりつつある。

(4)マクロ政策の効果が徐々に現れている。今年に入ってから、各当局は消費促進、投資拡大政策を続々と打ち出している。最近、関係当局は景気回復・好転促進のための政策の実施を積極的に計画している。これらの政策の効果が徐々に現れることは、経済の回復・好転の促進に寄与する。

「総合的に見て、圧力や試練に直面しながらも、持続的な経済回復と質の高い発展を支えるために有利な条件が多く、経済運営は下半期も安定を維持し、発展の質は引き続き向上すると見込まれる」 と付司長は述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年8月16日

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