中共中央政治局は24日に会議を開催し、現在の経済情勢について分析・検討を行った。
会議は「現在、経済運営は新たな困難と試練に直面している。これは主に国内需要の不足であり、一部の企業は経営が困難で、重点分野で比較的リスクが多く、外部環境は複雑かつ厳しい。新型コロナウイルス感染症対策の平穏な転換後、経済回復は波状的発展、曲折的前進の過程をたどっている。我が国の経済は大きな発展の強靭性と潜在力を備えており、長期的好転という基調に変化はない」と指摘。
国家統計局のまとめたデータを見ると、今年上半期の国内総生産(GDP)は前年同期比5.5%増加し、成長率は第1四半期(1-3月)より1.0ポイント上昇した。四半期ごとのGDPデータを見ると、第1四半期は前年同期比4.5%増、第2四半期(4-6月)は同6.3%増だった。
中国人民大学資本市場研究院の趙錫軍・連席院長は、「中央政府の当面の経済情勢に対する判断は客観的で実際の状況に合致している。第1四半期の中国経済は予想を上回る回復ぶりを示したが、第2四半期の成長率は市場の予想をやや下回り、分野ごとに回復のレベルにはいささかのアンバランスさが見られ、『波状的発展』と『曲折的前進』を体現していた」と述べた。
中国政策科学研究会経済政策委員会の徐洪才副主任は、「これは各方面に現在の情勢を科学的に見ると同時に、発展の見通しに対し揺るぎない自信を持つよう注意を促してもいる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年7月25日
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