第1回中日友好交流都市青少年囲碁交歓大会が日本・東京で開幕
「中日平和友好条約」締結45周年を記念して、第1回中日友好交流都市青少年囲碁交歓大会が11日に東京で開幕した。人民網が伝えた。
囲碁の発祥地は中国で、その後、日本に伝わり、日本社会のさまざまな層に徐々に受け入れられ、中日文化交流の重要な媒介の1つへと発展した。また、囲碁は両国の民間交流と青少年交流を促進する重要な紐帯でもある。今回の大会の主催者は、「中日両国の青少年が囲碁を通じて友達になり、相互理解を深め、このイベントを契機として、中日の平和友好を守り発展させることを自分の役目とし、中日友好の新たなページを共に開くことを願う」としている。
主催者代表で中日友好交流都市青少年囲碁交歓大会委員会の河村建夫会長は挨拶の中で、「今回の大会の趣旨は、両国の若い世代が囲碁を通じて交流し、お互いの理解を深め、友情を受け継ぎ、伝えることにある。今年8月12日は『日中平和友好条約』締結45周年記念日であり、過去を受け継ぎ、未来を切り開く重要な意義がある日であり、このような節目に中日交流大会を開催することには深い意義がある」とした上で、「日中友好は日中両国にとって、ひいては世界全体にとって重要な意義がある」と強調した。
在日本中国大使館文化部の陳諍・公使参事官は挨拶の中で、「中日両国は地理的に近く、文化的に親しく、文化交流は両国関係の重要な構成要素であり、両国国民の相互理解と友好の感情を増進する重要な手段でもある。囲碁はその中の重要な媒介として、中日の2千年に及ぶ友好交流において重要な役割を発揮してきた。中日関係について言えば、ピンポン外交、バレエ外交が常に行われているが、実は囲碁外交も欠かすことができない。これらはみな中日交流史における素晴らしいエピソードを紡いできた」と述べた。
陳氏は続けて、「友好交流都市は中日両国の民間交流における重要な資源だ。青少年は両国の友好の未来をその肩に背負っている。両国の青少年が切磋琢磨し、相互に学び合い、共に向上することを期待すると同時に、上の世代の友好人士の堅い信念を学び、友好の伝統を継承・発揚し、両国の子々孫々の世代までも友好が絶えることなく伝わることを願う。中国大使館は、中日双方の各界が両国の条約締結時の初心に立ち返り、両国指導者の『互いに協力パートナーとなり、互いに脅威とならない』との政治的共通認識を堅持し、友好事業の継承者を数多く育成して、中日の友好、アジアの安定、世界の平和に自らの力で寄与することを願う」と述べた。
日中友好協会の宇都宮徳一郎副会長、日中友好会館の小川正史理事長、今大会の名誉審判長を務める日本の大竹英雄・名誉棋聖もそれぞれ挨拶を述べた。宇都宮氏は、「囲碁を媒介に、新型コロナウイルス感染症で中断していた友好交流活動が再開され、日中両国が後の世代につながる友好を実現することを推進するよう願う」と述べた。小川氏は、「囲碁は中国が起源で、南北朝時代の日本に伝わり、千年の時を経てもルールが変わっていない。これは両国の青少年が囲碁を通じて交流できる理由でもある」と述べた。大竹氏は、「日中囲碁交流の歴史は悠久で、これからもこのような交流イベントが継続的に行われることを願う」と述べた。
今大会は8月11日から13日までの3日間、東京で行われた。中日友好交流都市から集まった青少年の囲碁選手や審判ら約400人が参加し、中日民間交流には深く厚みのある基盤があることを示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年8月14日
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