男子100メートルアジア記録保持者・蘇炳添選手の大会記録を大学生2人が更新

人民網日本語版 2023年08月23日10:29

厳海濱選手(写真左)と鄧信鋭選手(写真右)。

厳海濱選手(写真左)と鄧信鋭選手(写真右)。

中国の第21回全国大学生陸上選手権で、暨南大学の代表チームが金メダル、銀メダル、銅メダルを各2枚ずつ獲得した。大会1日目の男子100メートル予選では、同大学の厳海濱選手と鄧信鋭選手が、10.24秒と10.25秒というタイムをそれぞれたたき出し、アジア出身選手として初めて10秒の壁を突破した同大学で教授を務める蘇炳添選手が2014年にたたき出した10.28秒という大会記録を塗り替え、揃って決勝に進出したことは注目に値する。

サムズアップする厳海濱選手(写真右)。

サムズアップする厳海濱選手(写真右)。

決勝で厳選手は10.40秒、鄧選手は10.49秒をそれぞれマークし、金メダルと銀メダルを獲得した。

鄧信鋭選手(写真提供・暨南大学体育学院)。

鄧信鋭選手(写真提供・暨南大学体育学院)。

暨南大学が2021年に設置した「蘇炳添速度研究・訓練センター」は、陸上競技(短距離、ハードル、跳躍種目)の練習の最先端技術開発を主な方向性としており、練習方法や環境を大幅に改善している。また蘇炳添選手が教授を務めているほか、100メートルで10.35秒の自己ベストを持つ莫有雪選手も暨南大学に在籍することで、同校のスポーツの指導レベルは大幅に向上している。さらに、スポーツ界の名アスリートが引退後、学校に戻って後輩の指導に当たるという中国の伝統も受け継いでいる。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年8月23日

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