习专栏

スポーツと中国文化が融合する祭典 成都ユニバ

人民網日本語版 2023年07月28日15:18

四川省成都市で28日、第31回FISUワールドユニバーシティゲームズ(成都ユニバ)が開幕する。中国の西部で開催される初の国際的なスポーツ総合競技大会で、活力あふれる若い大学生らがスポーツの素晴らしさを発信するほか、古蜀文化と近代文化の融合も世界にPRされる。スケールの大きな設計から、工夫が凝らされた細部に至るまで、成都ユニバには中国の奥深い伝統文化の要素が詰まっており、それが革新的なスタイルで表現され、古来より「天府之国」と称されてきた成都市の独特な魅力を発揚している。

異彩を放つ成都ユニバの競技会場は、中国の伝統文化を伝承し、発揚している。例えば、東安湖体育公園のメインスタジアムの屋根には、特殊加工が施されたガラス1万2000枚を使って輝かしい「太陽神鳥」が描き出されている。また、鳳凰山体育公園の外観は、蓋付きの茶碗にそっくりで、中国のもてなしの心が込められている。

成都ユニバの多種多彩なイメージや要素は、川蜀(四川省)の美学の最高傑作の象徴となっている。例えば、成都ユニバのエンブレムには、「太陽神鳥」と「鳳凰」という2つの典型的な中国の要素が組み合わせられている。トーチ「蓉火」は、三星堆青銅立人とパンダの要素が強調されており、情熱と活気にあふれている。また、大会マスコット「蓉宝」のフィギュアには、川劇の臉譜(隈取)をしているタイプもある。

選手村でも、中国文化を没入型で体験できる。選手村のインタラクティブ体験センターにおいて、世界各地から来たアスリートは、影絵や蜀刺(刺繍)、竹細工のほか、臉譜(隈取)体験、凧作り、漢服の試着などを体験し、中国文化を肌で感じることができる。また、レストランでは、世界各地のグルメのほか、火鍋や串串(串に刺した具を辛いスープで煮た料理)、パンダの形の賴湯圓(黒胡麻餡入り白玉団子)といった無形文化遺産に指定されている料理もあり、各国から来たアスリートは試合の合間に、四川省のご当地料理を楽しむことができる。楽しく遊んだり、美味しいものを食べたりできる選手村は、大会開催の後ろ盾となり、選手がリラックスできる環境が整っているほか、「マルチな文化が共に交わる世界の美」という理念を発信している。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年7月28日

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