「桃王コンテスト」開催　河北省深州

河北省深州市穆村鎮の「桃王コンテスト」会場に登場した「深州蜜桃」（8月23日撮影・任瑩）。

河北省深州市穆村鎮西馬荘の中華寿桃広場で8月23日、2023年深州蜜桃収穫シーズン・穆村鎮第1回「桃王コンテスト」が開催された。桃農家35軒が出品した同コンテストでは、出品された桃の見た目、色合い、味わい、糖度などの指標に基づき総合評価が行われた。その結果、桃農家の任夢さんが出品した桃が計27.2点で見事優勝し、「桃王」の称号を手にした。

「深州蜜桃」は中国国内だけでなく、海外にも知られており、2千年以上昔から栽培され、歴代の皇室にも献上され、「桃の王様」とされてきた。「深州蜜桃」は、8月末から9月上旬にかけて成熟する。成熟した桃は、大きく、形が美しく、色つやが良く鮮やかで、皮は薄く、肉質はきめ細かく、果汁は蜜のように甘い。

現在、「深州蜜桃」および各種桃の栽培面積は約6400ヘクタール、年間生産量は16万トンに及ぶ。このうち「深州蜜桃」の栽培面積は約666ヘクタール、年間生産量は1万6千トンで、年間生産額は3億元（約60億円）以上となっている。（編集KM）

「人民網日本語版」2023年8月24日