確かな成果を収めた中国とアラブ・中央アジア諸国の「一帯一路」共同建設

外交部（外務省）の汪文斌報道官は27日の定例記者会見で、「習近平国家主席が『一帯一路』（the Belt and Road）イニシアティブを打ち出してから、今年で10年になる。この10年間、中国はアラブ諸国、中央アジア諸国と『一帯一路』を共同で建設し続け、確実で重みのある成果を収めてきた」と指摘した。

汪報道官は中国と地域諸国との「一帯一路」共同建設の状況に関する質問に対し、「アラブ諸国は歴史的にシルクロードの重要な参加国であり、『一帯一路』共同建設の自然な協力パートナーだ。この10年間、『一帯一路』イニシアティブはアラブ諸国の一致した歓迎と積極的な参加を得てきた。双方はエネルギーやインフラ等の分野で200件以上の大型協力プロジェクトを実施し、協力の成果は双方の20億人近くの人々に恩恵をもたらしてきた」と説明。

「中央アジア地域は『一帯一路』共同建設イニシアティブを初めて提唱した地であり、相互接続協力の重点対象地域でもある。この10年間、習主席と中央アジア5ヶ国首脳による共同の戦略的リーダーシップの下、中国と中央アジア諸国は一連の大型プロジェクトを共同で実施し、地域諸国の人々に広く恩恵をもたらしてきた。昨年、中国と中央アジア5ヶ国の貿易総額は700億ドル（1ドルは約149.5円）を超え、過去最高を記録した」と説明した。

汪報道官は「我々は第3回『一帯一路』国際協力サミットフォーラムの開催を契機として、アラブ・中央アジア諸国を含むパートナーと手を携えて、引き続き『一帯一路』の質の高い共同建設を推進し、各国に幸福をもたらし、世界に恩恵を及ぼすシルクロード時代の新たな章を記していく」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2023年9月28日