杭州アジア大会でも「ピントレーディング」が人気に
杭州アジア大会のピンバッジ。 |
9月23日から10月8日まで開催されている第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)でも、「ピンバッジを交換しませんか?」というのが、お馴染みのフレーズとなりつつある。中国新聞網が報じた。
大会開催期間中、スポーツ競技や大会公式マスコットトリオ「江南憶」、杭州の観光スポットの西湖十景、中国の伝統祝祭日などがデザインされた数百種類のピンバッジの売れ行きが絶好調となっており、たくさんの関連グッズも高い人気を集めている。
食事の時間帯の前後になると、杭州アジア大会のメインメディアセンターにある公式ライセンス商品オフィシャルショップは大勢の客で賑わう。店内では気に入った文化クリエイティブグッズを購入している人もいれば、ピントレーディングできる人を探すために来ている人もいる。同ショップの関係責任者は取材に対して、「商品の中で一番売れているのはピンバッジ。売り切れとなった種類も多く、再入荷待ち」と話した。
気に入った杭州アジア大会のピンバッジを見せるインド人女性記者(撮影・項菁)。
店内でたまたま見かけたインド人女性記者のテレサさんたち2人は取材をしながら、ブームに乗ってピンバッジを購入していた。テレサさんは、「せっかく杭州アジア大会の取材に来たのだから記念品を買わないと。中でもピンバッジはグッドチョイス。たくさんの人がピントレーディングして友達を作っていたので、私もそうしたいと思った」と笑顔で話していた。
互いの距離が一気に縮まるピントレーディングが、杭州アジア大会で最も人気を集める交流スタイルとなりつつある。
今大会の選手村には「ピントレーディングセンター」が設置されていることもあり、ピントレーディング人気は広がりを見せている。選手やテクニカルオフィシャル、スタッフなどが毎日、そこで、お気に入りのピンバッジを探している。数日前、同センターを訪れた国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長も「オリンピックマーク」がデザインされたピンバッジと、杭州アジア大会の公式マスコット「蓮蓮(リェンリェン)」のピンバッジを交換していた。
ぬいぐるみや切手、置き物、文房具、シャツといったグッズが販売されている杭州オリンピックスポーツセンターテニスセンター入り口の公式ライセンス商品オフィシャルショップはここ数日、テニスの試合と同じほどの盛り上がりを見せており、観客がそこに押し寄せて、大会記念グッズを購入している。
実店舗が大人気となっているほか、公式ライセンス商品のオフィシャルサイトのアクセス数も増加の一途をたどっている。販売員によると、杭州アジア大会の関連グッズは種類が多く、なかでもユニークなデザインの「月探査+公式マスコット」のグッズが、中国だけでなく、海外でも人気を集めているのだという。
杭州アジア大会の小さな記念グッズには、中国の要素がふんだんに詰まっており、アジア競技大会の精神を伝え、アジアのパワーが詰まっており、世界が中国を理解する窓口となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年9月28日
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