中国の女性が乳がんに罹る原因の中で最も多いのは運動不足
人民網日本語版 2023年10月20日13:27
女性が罹るがんで最も多い「乳がん」の原因は何なのだろうか?中国新聞網が報じた。
中国国家衛生健康委員会の乳がん治療規範編纂に携わった廖寧教授は18日、上海で取材に応じ、「中国の女性の乳がんの原因の中で最も多いのが運動不足。さまざまな原因により、中国の多くの女性は運動不足になっており、ボディマス指数(BMI)が基準を超過している。次に多い原因は妊娠・出産の高齢化だ。女性が30歳以上で初めて妊娠すると、乳がんのリスクが目に見えて高くなる。その他、エストロゲンの過剰摂取も乳がんのリスクを高める」と指摘した。
10月は、「乳がん予防月間」で、「ピンクリボン月間」とも呼ばれている。廖教授は、「中国の女性が罹るがんトップ10のトップが乳がん。がんの死亡率を低下させる最も効果的な方法は早期発見と早期治療だ」とする。
そして、「女性は若い時から、毎日少なくとも30分から50分ほど運動するようにしたほうがいい。また、35歳までに一人目の子供を産み、母乳をあげるのが理想的。女性が生殖補助医療を受ける場合はまず、乳腺に問題がないか検査し、健康状況を確認すべきだ」としている。
さらに、「BRCA1とBRCA2遺伝子は最もよく見られる遺伝性乳がんの原因。中国の乳がん患者の多くにBRCA2遺伝子を確認できる。また、TP53とTBL1遺伝子も中国の女性乳がん患者によくみられる遺伝性乳がんの主な原因となっている」とし、「女性は女性特有のがんに関係する遺伝子の検査を一度はして、乳がんのリスクを確認し、それに合わせた予防を行ったほうがいい」と呼び掛けている。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年10月20日
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