「笹川杯全国大学日本知識大会2023」決勝が北京で開催

人民網日本語版 2023年11月07日16:23

「笹川杯全国大学日本知識大会2023」の決勝が5日、北京市にある中国人民大学で開催された。今大会には中国全土の大学97校の教師・学生約380人が参加した。人民網が報じた。

挨拶する中国人民大学党委員会の張東剛書記 (撮影・人民画報 郭莎莎)。

挨拶する中国人民大学党委員会の張東剛書記 (撮影・人民画報 郭莎莎)。

今大会は中国人民大学と日本科学協会が共催し、日本財団が特別協賛した。中国人民大学党委員会の張東剛書記は開会式の挨拶で、「同大会は中国の青年が日本に対する理解を深め、日本語学科の学習に対する熱意を高め、中日両国の文化交流を促進するための架け橋となっている」とした。

挨拶する日本科学協会の高橋正征会長(撮影・人民画報 郭莎莎)。

挨拶する日本科学協会の高橋正征会長(撮影・人民画報 郭莎莎)。

大会は個人戦と団体戦が実施され、4日に予選、5日に決勝が行われた。日本科学協会の高橋正征会長は決勝を観戦した後、「クイズはとても難しく、日本人の私でも分からない問題も多かった。学生たちはものすごく自信をもって正しく答えており、感激した」とした。

「笹川杯全国大学日本知識大会2023」決勝個人戦の様子(撮影・張麗婭)。

「笹川杯全国大学日本知識大会2023」決勝個人戦の様子(撮影・張麗婭)。

「笹川杯全国大学日本知識大会2023」決勝団体戦の様子(撮影・張麗婭)。

「笹川杯全国大学日本知識大会2023」決勝団体戦の様子(撮影・張麗婭)。

2日間の熾烈なバトルを経て、団体戦の特等賞は天津外国語大学が、個人戦の特等賞は河南師範大学の黄旭鴻さんが獲得した。天津外国語大学の楊博宇さんは終了後、「大会は、日本語を専攻している学生のために、互いに学び、進歩し合う機会となっている。クイズは色々な分野をカバーしており、過去の大会の出題例を勉強したり、ネットをチェックしたりしたほか、日本のクイズ番組を見たのが、知識を増やすうえで非常に役に立った」と感想を語った。また、今大会の特等賞と1等賞の受賞者は、日本に招待され、日本の若者と交流することになっている。

挨拶する日本財団の尾形武寿理事長(撮影・人民画報 郭莎莎)。

挨拶する日本財団の尾形武寿理事長(撮影・人民画報 郭莎莎)。

2004年に始まった「笹川杯全国大学日本知識大会」は今回ですでに16回目を迎えている。日本財団の尾形武寿理事長は取材に対して、「できるだけ多くの人が直接会って、対話することが重要。そして継続は力なので、それを次の世代に続けていくことが大事。そのためこの大会を今後も長く続けていきたい」とした。

「人民網日本語版」2023年11月7日

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