国際学術シンポジウム「中日の海洋関係と海洋運命共同体の構築」の様子。写真は中国社会科学院東中国海研究センター提供。 |
中国社会科学院東中国海研究フォーラムによる国際学術シンポジウム「中日の海洋関係と海洋運命共同体の構築」が18日に北京で開催され、参加した学者らが中日海洋運命共同体の構築推進について提言した。中国新聞網が伝えた。
中国社会科学院の甄占民副院長は挨拶で、「東中国海は中日両国を受け入れることが完全にでき、東アジア各国を受け入れることもできる。中日は戦略面の連携と政策面の協調を強化し、協力の成果を大きく確かなものにすると同時に、アジア各国の相互接続と互恵協力の強化を先導し、海洋経済産業の新たな成長源を育成するべきだ。海洋環境の共同維持、海洋の持続可能な発展の共同促進という目標の下、対話や交流を強化し、参考にし合い、学び合い、多国間協力をリードし、各国に役立ち、世界に役立ち、長期的に役立つ国際公共財を提供するべきだ」と述べた。
中国歴史研究院副院長、中国社会科学院大学歴史学院院長の李国強氏は「中日双方は中日海洋運命共同体の構築に尽力し、両国間の海洋問題をグローバル海洋ガバナンスという大局において捉え、中日海洋運命共同体の構築を使命とし、中日『ブルーパートナーシップ』の構築を目標として、グローバル海洋ガバナンスの建設者、海洋の持続可能な発展の推進者、国際海洋秩序の擁護者となる必要がある」と指摘。また、李氏は中日双方が海洋分野で質の高い対話・交流プラットフォームを構築し、相互尊重と「小異を残して大同につく」考えに基づき、交流と対話を通じて互いの相互補完性を有機的に結び付け、互いの共通利益を融合させることで、より調和のとれた、安定的で平穏な政治環境を構築し、中日間の広大な海洋を平和の海、協力の海、友好の海とすることを提言した。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年4月19日