中国と国際竹藤ネットワーク、プラスチックから竹への置き換え世界行動計画を発表
プラスチック汚染対策は現在、世界の環境ガバナンス分野のホットな議題になっている。中国政府と国際竹藤ネットワーク(INBAR)は7日、プラスチックから竹への置き換え世界行動計画(2023-2030)を発表した。プラスチックから竹への置き換えイニシアティブを元に、発展戦略及び計画にプラスチックから竹への置き換えの要素を盛り込み、プラスチック汚染の減少を共に推進するよう、関連する国際機関及び関係国の各政府当局に呼びかけている。新華社が伝えた。
これは中国国家林業・草原局及びINBARが7日に共催した第1回プラスチックから竹への置き換え国際シンポジウムで明らかになったことだ。
同行動計画は、支援措置の策定を加速させ、科学研究水準の向上を促進し、イノベーション分野の模索を奨励し、市場メカニズムの発展を推進するといった複数の目標を打ち出した。具体的な行動は次の通り。▽竹を国際・地域レベルのプラスチック汚染対策またはプラスチック製品代替の政策、戦略、法規、発展計画などの枠組みに盛り込み、プラスチックから竹への置き換え製品の使用を促進することを奨励する▽成熟したプラスチックから竹への置き換え製品の生産転化及び新型プラスチックから竹への置き換え製品の開発・研究を強化し、プラスチックから竹への置き換え製品の応用の多様化を推進する▽竹の品種の選択・栽培と拠点での栽培を支援し、竹材倉庫保管及び輸送体制を構築または最適化し、竹材の効率的な生産を促進し、原材料の持続可能な供給を強化する▽統一的なプラスチックから竹への置き換え製品国際標準体制の策定を支援し、国家標準、認証規則、標識の策定を奨励し、製品の質を保証し消費者の信頼を高める。
中国国家林業・草原局の関志鴎局長はシンポジウムで、「当局は関係当局と共にプラスチックから竹への置き換え揭榜挂帥(イノベーションプロジェクトのリーダーの年齢・職位にとらわれない自薦による公募)プロジェクトの実施を推進し、プラスチックから竹への置き換え重要技術のボトルネックを突破するとともに、主要竹産地における大規模経営主体の育成、専門的な技術サービスチームの構築を支援し、プラスチックから竹への置き換え産業の健全な発展を推進する。さらに国際協力を強化し、プラスチックから竹への置き換え世界行動を推進する共同力を形成する」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年11月8日
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