中車株洲電力機車研究所有限公司が10日に明らかにしたところによると、同社の炭素資源研究チームのサポートを受け、四川中車鉄投がPAS2060カーボンニュートラル達成証書を獲得し、中国初のスマート鉄道「ゼロカーボン工場」が登場した。製品の設計、生産、使用、リサイクルのプロセス全体のグリーン環境保護を実現できる。科技日報が伝えた。
このスマート鉄道「ゼロカーボン工場」は四川省宜賓市にあり、雲南省・貴州省・四川省の三省境に位置する。金沙江、岷江、長江が市域北部を流れ、自然環境が優れており、水資源が豊富だ。この恵まれた地理的条件により、工場は再生可能エネルギーの水力発電を利用し、通年の炭素排出をゼロにすることができる。
また工場は全ライフサイクルの視点から、複数の措置で炭素排出を全力で減らしている。車両設計段階では、生産過程における資材節約と省エネを充分に考慮に入れ、回生ブレーキなどの技術を採用。生産段階では、生産現場のすべての電動化を実現し、水力発電の電力を採用し、生産過程の炭素排出量を大幅に削減。車両の使用段階では、運営のゼロカーボンの実現方法を研究。製品が廃棄物になりリサイクルされる段階では、工場は固形廃棄物のリサイクルを充分に行っている。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年3月16日