洋上風力発電の設備設置船 中国が世界の9割を受注!
人民網日本語版 2023年11月23日16:24
中国初の半潜水型の浮体式洋上太陽光発電プラットフォームが22日、山東省煙台市の沖合で稼働した。海のクリーンエネルギー開発が拡大するにつれ、中国では洋上プロジェクト設備の開発が次々にブレークスルーを達成している。
発電プラットフォームは4つの浮体が四角形に配置されており、設備容量は400キロワット(kW)に達する。波高6.5メートル、風速34メートル/秒、潮位差4.6メートルの条件を満たした広い海域で安全に稼働することが可能だ。説明によると、この半潜水型の設備は現在のところモデルプロジェクトであり、電力は付近の海域にある洋上科学研究拠点に供給される。中国の洋上太陽光発電の開発条件を満たした海域面積は71万平方キロメートルあり、試算では最大設備容量は70ギガワット(GW)を超える。これと同時に、海面では陸地よりも太陽光の屈折率が高くなるという。
洋上風力発電は洋上太陽光発電よりもさらに速いペースで発展している。次々に着工する洋上風力発電プロジェクトは、風力発電設備の設置、稼働・維持管理などの設備に対する大量のニーズをもたらした。そうした中で、洋上風力発電関連の船舶もすでに引き渡しのピークを迎えている。
中国船舶工業産業協会がまとめた統計によると、今年第1-3四半期(1-9月)には、洋上風力発電関連船舶の引き渡しがピークを迎え、設備設置船だけで20隻が引き渡され、過去最高を更新した。受注の状況を見ると、10月末現在、世界の造船所が受注した洋上風力発電設備設置船は37隻で、中国の造船所がそのうち9割に迫る33隻を受注している。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年11月23日
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