「中国都市低炭素建設水準指数2023」が発表 トップ3は?
「中国都市低炭素建設水準指数2023」が26日、浙江省杭州市で発表された。同指数によると、都市低炭素建設水準ランキングのトップ3は北京、杭州、上海だった。中国新聞網が伝えた。
中国はグリーンな発展と都市の低炭素建設を非常に重視している。2020年には世界に対し厳粛な約束を行い、「二酸化炭素(CO2)排出量ピークアウト・カーボンニュートラル」(ダブル炭素)という目標を打ち出した。都市は人々の生産と生活の中心地として、「ダブル炭素」戦略目標を達成する主体と主要な場だ。
浙江大学都市学院は2022年に中国初の「中国都市低炭素建設水準指数」を発表した。2022年版と比較してみると、2023年版は「プロセス+次元」という2つの視点による都市低炭素建設水準評価を引き続き行うと同時に、都市研究対象の数を36の大型都市から297の地級市(省と県の中間にある行政単位)以上の都市まで拡大し、中国の都市低炭素建設水準に対する評価の全面的なカバーを実現した。
今回発表された同指数は、エネルギー構造、経済発展、生産性、都市住民、水域カーボンシンク、森林カーボンシンク、緑地カーボンシンク、低炭素技術という8つの角度から評価を行っており、都市の低炭素建設水準の動的発展の現状を全面的に解析した。
さらに同チームはリサーチにおいて、都市の低炭素建設を診断するデジタル化システムを開発した。ビッグデータツールの応用は人の手によるデータの検索と処理の限界を突破し、大モデル都市の低炭素建設水準を評価する際の困難を効果的に解決し、デジタル化技術で低炭素建設にエンパワーメントする科学研究方法を示した。
2023年版によると、都市低炭素建設水準ランキングのトップ3は北京、杭州、上海で、4位から10位は広州、深セン、武漢、寧波、南京、成都、済南となっている。
浙江大学都市学院銭塘客員教授の申立銀氏は、「低炭素建設の第1集団はいずれも超大及び特大都市となっており、第4集団は主に中等及び小型都市だった。これは中国の都市低炭素建設水準と都市の規模の間に顕著な相関性があることを示した」とした。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年11月27日
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