雪景色をバックにしたコスプレ撮影が人気に
黒竜江省牡丹江市にある「中国雪郷景勝地」が今、大人気の「写真スポット」となっている。観光客たちは、古代のお姫様コスチュームや少数民族の伝統衣装、東北エリアならではの鮮やかな色合いの花柄の綿入れなどを着て、記念写真を撮影している。街中は、こうした衣装を着た観光客でにぎわっている。中国新聞網が報じた。
赤い豪華な古代のお姫様の衣装を着て雪景色をバックに写真を撮影する女性(撮影・趙宇航)。
中国雪郷景勝地は、スノーシーズンが長く、雪質にも優れ、雪の含水量も高く、多種多彩で素晴らしい雪景色を満喫できる観光地となっている。中国では最近、雪や氷の景色をバックに写真を撮影するというのがトレンドとなりつつあり、中国東北エリアの風情あふれる雪郷が特に人気の「写真スポット」となっている。
観光客に東北エリアならではの鮮やかな色合いの花柄の綿入れをレンタルするショップ(撮影・趙宇航)。
雪郷で人気の雪韻大街を歩くと、メイクアップして、華やかなコスチュームを着た各地から来た観光客が、カメラマンの指示に従い、いろんなポーズを取りながら笑顔で写真を撮影している姿をあちこちで目にすることができる。美しい女性が美しい景色をバックに写真を撮影する姿は、景勝地にも華やかな色彩を添えている。
東北エリアならではの鮮やかな色合いの花柄の綿入れを着て写真を撮影する女性(撮影・趙宇航)。
厦門(アモイ)から来たという観光客・潘玉梅さんは取材に対して、「雪郷の美しい景色に魅了されてしまった。自分ではなかなか思うような写真が撮れないので、素敵な思い出を残すために、プロの人に撮ってもらうことにした。料金は350元(1元は約20.6円)で、きれいに加工した写真を5枚もらえるほか、デジタル写真を40枚もらえる」と話した。
雪郷のあるフォトスタジオの責任者によると、「今年の冬、写真撮影が大人気となっている。1日平均300-500人の観光客が利用している。メイクアップや撮影、写真選定、加工、動画編集などのサービスを提供している」という。
カメラマンの指示に従い、ポーズを取って写真を撮影する女性(撮影・趙宇航)。
開園した11月10日から12月5日までの期間、雪郷の来場者は延べ20万3000人に達し、例年と比べて倍増している。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年12月8日
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