中国初のデュアルエネルギー3.0T磁気共鳴が発表

人民網日本語版 2023年12月21日15:34

東軟医療系統股份有限公司(東軟医療)が独自に研究開発した中国初のデュアルエネルギー3.0T磁気共鳴が20日、正式に発表された。東軟医療は昨年に初の完全に独自に開発した分散型ファイバー磁気共鳴を発表したのに続き、ハイエンド磁気共鳴分野で新たな重要ブレイクスルーを達成し、1.5Tから3.0Tの磁気共鳴イメージングシステムのすべての重要技術の独自化を実現した。科技日報が伝えた。

デュアルエネルギー傾斜システムの「N+1」エネルギー貯蔵モジュールとエネルギー凝集モジュールアーキテクチャは、傾斜の超強度の爆発力を保証すると同時に持久力を兼ね備え、高機能イメージングにより力強い傾斜サポートを提供し、ハードウェアからソフトウェアに至り、イメージング、スキャンから臨床応用に至る全チェーンのイノベーションを実現。磁気共鳴スピードイメージング、高画質イメージング、機能画像法にもより確かで安定的な基礎が備わった。

速度は医学の磁気共鳴への永遠の追求だ。デュアルエネルギー磁気共鳴は複数のAI(人工知能)技術を導入。セット、スキャン、イメージング、再構築の全フローのスマートな加速プランを革新的に打ち出した。初めて開発された天眼スマート測位システムは人体映像、焦点深度情報、3次元輪郭を全自動で識別できる。職員がコイルをセットするだけで、「ワンキー」で患者を磁場センターに送ることができる。東軟医療の研究開発者は、「解剖部位の識別・測位のみに比べると、この人体、コイル、解剖部位に基づく総合識別モードは高速であるだけでなく、測位の精度も高めた」と説明した。

3.0Tデュアルエネルギー磁気共鳴の臨床検証機関としての中国医科大学附属第一病院放射線科主任の范国光教授は、「デュアルエネルギー傾斜技術及びAIプラットフォームの支援を受け、1人の患者の検査にかかる時間を大幅に短縮し、磁気共鳴検査で患者が長く待たされる問題を効果的に克服した。デュアルエネルギー傾斜設計は傾斜作業時の電流コラプスを克服し、傾斜信号の安定性を大幅に高めた。協力が困難な息止め患者の検査問題を解決しただけでなく、早期病变の識別能力も高めた」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年12月21日

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