聴導犬を連れた女性が高速列車を利用、駅員の手厚いサポートにほっこり

人民網日本語版 2023年12月22日13:27

聴覚障がいのある邱さんはこのほど、駅員の手厚いサポートを受けながら、聴導犬「十三」と共に、内蒙古(内モンゴル)自治区の呼和浩特(フフホト)駅から、北京市の清河駅に向かう高速列車に乗り込んだ。

聴導犬とは、聴覚障がい者が安全に、そして安心して生活できるようサポートする身体障がい者補助犬で、盲導犬と同様、特殊な訓練を受けている。飼い主の「耳」となり、必要な情報を伝えるというのがその役割だ。

専門の訓練を受けた「十三」は、資格を取得した聴導犬だ。関連の規定に基づき、「十三」は、飼い主である聴覚障がい者と共に、公共交通機関を利用できる。

邱さんは今回、事前に鉄道カスタマーサービス12306に連絡を入れ、サポートを必要とする「重点旅客」として予約し、聴導犬と共に乗車することを伝えた。呼和浩特駅は、到着時に邱さんを迎えることができるよう、駅の入口に駅員を手配した。到着後、聴導犬の認定試験合格証やワクチン接種証明書といった確認書類の確認が終わると、邱さんは優先的に駅に入り、専用の待合スペースで列車の到着を待った。そして、検札が始まると、駅員は優先レーンを使って、邱さんと「十三」をプラットホームまで案内し、車掌に引き継いだ。こうして、邱さんと「十三」は、安全かつ快適に列車の旅を楽しみ、問題が発生した時もすぐにサポートを得ることができたという。

駅員のサポートを必要とする旅客は、事前に鉄道アプリ12306を通して、「重点旅客」として予約することができるようになっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年12月22日

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