中国の2023年工業付加価値額が前年比4.3%以上増加へ
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中国工業・信息(情報)化部(省)は21日に北京で開催した「全国工業・情報化事業会議」で、今年、中国の工業経済は、回復して良い方向へと向かったことを明らかにした。今年の年間工業付加価値額は前年比で4.3%以上増加し、製造業付加価値額が国内総生産(GDP)に占める割合はおおむね安定し、その規模は14年連続で世界一の規模をキープする見込みだ。
会議で発表された統計データにおける製造業の重点産業チェーンの発展を見ると、産業の基礎再構築プロジェクトや重要技術設備の難関攻略プロジェクトが安定して推進され、工業機械やキーソフトウェアといった重点分野でブレイクスルーを実現した。製造業のイノベーション体系建設は継続的に強化され、国家級、省級の製造業イノベーションセンターの数はぞれぞれ29ヶ所と260ヶ所に達し、国家級ハイテク産業開発区は178ヶ所、ハイテク企業は46万5000社に達した。
産業構造の最適化、アップデートもさらに進んでいる。新エネ車やリチウム電池、太陽光発電の輸出が急成長した。新エネ車だけを見ると、輸出台数は109万1000台だった。国家級先進製造業クラスター45ヶ所の建設も加速している。
中国の工業経済は依然として、回復成長とモデル転換・高度化のカギとなる時期にあり、チャンスと課題の両方が存在していることは否定できないものの、長期にわたって良い方向に向かう動向や、回復して良い方向へ向かう流れに変化はない。
工業・信息化部の金壮龍部長は会議において、「2024年は、新型工業化を大々的に推進し、製造業重点産業チェーンの質の高い発展行動を実施し、産業のテクノロジーイノベーション能力を高め、伝統産業をアップデートし、優位性を誇る産業を強化、増強し、新興産業を育成するほか、拡大させ、前方視的に未来産業をレイアウトし、中小企業の『専精特新(専門化・精密化・特徴化・新規性)』をサポートし、テクノロジーイノベーションを原動力として、先進製造業を柱とする近代化産業体系の建設を加速させる計画だ」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年12月22日
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