「次世代人工知能インフラ白書」が発表

人民網日本語版 2024年01月03日13:54

中国情報通信研究院クラウドコンピューティング・ビッグデータ研究所、中国スマート計算力産業連盟、人工知能(AI)計算力産業エコシステム連盟などの機関がこのほど、「次世代人工知能(AI)インフラ白書」を発表したことが2日、明らかになった。同白書は「次世代AIインフラ」の定義、特徴、価値を明確にし、初めて「次世代AIインフラ評価体系」を打ち出した。科技日報が伝えた。

データによると、大規模AIモデルのパラメータ数は過去4年で400%の複合年間成長率で増加した。AI計算力の需要は15万倍を超えた。CPU(中央処理装置)を中心とする従来的な計算インフラでは、大規模AIモデルと生成AIの新たな要求を満たせなくなった。

同白書は次世代AIインフラの定義を、「大規模AIモデルの出力をコアプラットフォームに、計算力資源、データサービス、クラウドサービスを集積し、大規模AIモデル及び生成AIの応用のパフォーマンスを最大限に高めるのに特別に設計されるものだ」と明確にした。

同白書は初めて「次世代AIインフラ評価体系」を打ち出した。つまり製品技術、戦略ビジョン、市場エコシステムの3つの次元計12の評価指標により、AIインフラメーカーの総合力の定性的・定量的な全面的評価を行うことだ。

同白書はまた、次世代AIインフラの整備は大規模AIモデルの開発・応用のハードルを引き下げ、行政・企業サービス、産業、科学研究イノベーションなどの面でより大きな社会的価値を創出するとも打ち出した。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年1月3日

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