世界最高標高の大型揚水発電所が四川省で着工

人民網日本語版 2024年01月12日15:28

世界最高標高の大型揚水発電所である道孚揚水発電所が11日、正式に着工した。人民日報海外版が伝えた。

同発電所は四川省甘孜蔵(カンゼ・チベット)族自治州道孚県に位置し、建設現場の標高は4300m、総発電設備容量は210万kW、設計年間発電量は29億9400万kWh、四川省で設備容量が最大の揚水発電プロジェクトだ。同発電所は6基・35万kWのリバーシブル発電機を設置し、主に上部ダム、下部ダム、水汲み上げシステム、地下発電所、地上開閉所などから構成される。

同発電所は寒冷、高標高、超高落差という複雑な建設条件及び高回転速度、高電圧、大容量発電機の複雑な建設難易度といった特徴を持つ。各方面の研究と論証を経て、プロジェクトは秩序正しく実施されている。同発電所の建設は、世界の揚水発電機及び電気設備の技術イノベーションと発展を力強く推進することになる。

同発電所は世界級雅礱江流域水力・風力・太陽光一体化拠点のシンボリックなプロジェクトだ。同拠点は中国が建設を計画する大型クリーンエネルギーモデル拠点で、すでに稼働開始している水力発電・新エネルギー発電設備容量は2100万kW近くにに上る。同拠点は全面的な完成後、世界最大のグリーン・クリーン再生可能エネルギーモデル拠点になる。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年1月12日

注目フォトニュース

関連記事