「スイスが文化観光PR合戦に参加」が中国のネットで話題に　外交部のコメント

外交部（外務省）の22日の定例記者会見で、汪文斌報道官がネットで話題になっているスイス国家観光局トップの文化観光PRに関する質問に答えた。

【記者】先週スイス・ダボスで開催された世界経済フォーラム（WEF）年次総会の会期中、スイス国家観光局のトップが取材に対し、「中国人観光客をさらに多く呼び込み、冬季観光資源を共有したい」との考えを表明する動画が注目された。黒竜江省哈爾浜（ハルビン）市が冬季観光で人気になっていることを受けて、すかさず自国の観光もPRする発言だったため、「スイスが文化観光PR合戦に参加意向」というハッシュタグが中国のネットユーザーの間で話題になった。これについてコメントは。

【汪報道官】我々も関連報道に留意している。中国観光研究院の報告によると、北京冬季五輪後2回目の冬である2023～2024年冬季、中国のウィンターレジャー観光者数は初めて延べ4億人を超える見込みで、全国のウィンターレジャー観光収入は5500億元（1元は約20.6円）に達する見込みだ。中国の旺盛なレジャー消費と冬季観光熱は、世界の観光市場に強大な原動力を与え、中国経済の力強い活力を示している。

豊かな自然が高い経済的価値を持つようになり、冬季観光の人気が全国的に高まっている。これらはいずれも、中国の観光消費と観光需要が高まり続けていることを反映しており、中国とスイスなどとの互恵協力の深化にも新たな機会をもたらしている。我々は市場ニーズを絶えず掘り起こし、世界貿易・投資の成長のためにより広い空間を提供し続け、世界経済の回復にさらなる弾みをつけていく。（編集NA）

「人民網日本語版」2024年1月23日