新中国スタイルの検索回数が200%増の人気ぶり

人民網日本語版 2024年01月30日16:16

「新中国スタイル」が2024年のトレンドの大きな第1波となっている。中国の伝統と近代的な要素を組み合わせた「新中国スタイル」が今、ポップカルチャーへと進化し、メイクアップやコーディネート、食養生、インテリアといった分野に中国スタイルの要素が取り入れられるようになっている。

「新中国スタイル」のダウンジャケットにジーンズを合わせると、カジュアルな装いとなり、プリーツスカートタイプの伝統衣装「馬面裙」と合わせると中国テイストの装いとなる。浙江省のアパレル卸売集散地「杭州四季青服装市場」のある店の責任者は、「春節(旧正月、2024年は2月10日)用の子ども服から、大人が着るセーターやダウンジャケットに至るまで、『新中国スタイル』の服が今、当市場の主流となっている」と説明する。

カジュアルファッションのほか、「新中国スタイル」の要素は各人気観光スポットでも流行している。浙江省の水郷の街・西塘古鎮のある漢服館に入ると、店主が女性にメイクを施していた。たっぷり塗ったファンデーションやつけまつげではなく、ナチュラルなメイクで女性のうりざね顔や一重まぶたといった特徴をより強調していた。店主は取材に対して、「『新中国スタイル』のメイクアップは、『ナチュラル』を追求しており、一人ひとりの顔の特徴をうまく引き出すことがコンセプト」とした。

「新中国スタイル」や中国国産品のトレンド「国潮スタイル」が大ブームとなり、一部の中国伝統の手工芸もより多くの消費者の間で注目を集めるようになっている。様々な伝統工芸を用いたカバンやアクセサリーが作られ、伝統とモダンが融合した工芸品が新たな活力を放つようになっている。

消費者側のニーズの高まりを受けて、川上の供給者側にも大きな変化が起き、多くの関連企業にオーダーが殺到している。浙江省海寧市の許村のメーカー100社以上が「新中国スタイル」関連産業に参入し、1日当たり30キロの生地が生産されている。あるECプラットフォームの統計によると、ここ2ヶ月の「新中国スタイル」の検索回数は前年同期比で200%増となっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年1月30日

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