中国と米国が麻薬対策・法執行協力の推進について建設的な意思疎通

人民網日本語版 2024年02月19日15:46

王小洪国務委員兼公安部長(公安相)は18日、オーストリア・ウィーンでマヨルカス米国土安全保障長官と会談した。両氏はサンフランシスコでの中米首脳会談における共通認識の実行、麻薬対策・法執行協力の推進、互いの懸念する問題の解決について、率直で踏み込んだ、建設的な意思疎通を行った。新華社が伝えた。

王部長は「習近平国家主席とバイデン大統領はサンフランシスコで歴史的な会談を行い、未来志向の『サンフランシスコ・ビジョン』を打ち出した。双方が両国首脳間の重要な共通認識を基本的な拠り所として、相互尊重、平和共存、協力・ウィンウィンの原則を堅持し、互いの核心的利益や重大な懸念を尊重し、両国間の麻薬対策・法執行協力及び人的・文化的交流における障害を取り除くことを希望する」と表明。

また王部長は米側に対して、▽中国人留学生に対する不当な嫌がらせや取り調べを止めて、中国人の米国入国における公平な待遇や十分な尊厳を確保すること▽的確で実効性ある措置を講じて、在米中国公館・人員の安全を確保すること▽中国の関係機関・人員に対する査証(ビザ)発給制限を撤回すること▽中国を「麻薬の主要供給国」とする誤ったやり方を改めることを要求した。

双方は、両国首脳間の重要な共通認識をしっかりと実行に移し、相互尊重、溝の管理・コントロール、互恵協力を基礎に、麻薬対策・法執行分野で対話と協力を継続し、互いの懸念を尊重し、問題を適切に解決して、中米関係の安定的発展に貢献することで同意した。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年2月19日

注目フォトニュース

関連記事