「国家秘密保護法」が14年ぶりの改正、サイバー情報の機密管理を整備

人民網日本語版 2024年02月28日15:04

中国の立法機関は27日、「国家秘密保護法」改正案を可決した。1988年に制定され、2010年に改正された同法は、中国の国家機密保護における基礎的かつ総合的な法律であり、今回は14年ぶりの再改正となる。中国新聞社が伝えた。

今回の改正の重要な背景として、国際情勢と国内情勢に深い変化が生じ、科学技術が日進月歩の発展を遂げる中、機密保護が新たな問題や課題に直面していることが挙げられる。

全国人民代表大会(全人代)常務委員会法制活動委員会国家法室の責任者は「新たな情勢、新たな任務により良く対応するため、秘密保護法を改正し、十全化する必要があった」と語る。

情報化とデジタル化の飛躍的発展が機密保護を一層困難にしていることを受け、今回の改正ではサイバー情報機密保護・管理制度をさらに整備した。第1に、サイバー情報の制作・複製・発表・伝播の各段階において国家機密保護規定を遵守しなければならないことを明確化した。第2に、サイバー運営者は国家機密漏洩の疑いがある案件について関係当局による捜査と処理に協力しなければならないことを規定した。インターネット及びその他のパブリック情報ネットワークを利用して発表された情報で国家機密漏洩の疑いがあるものを発見した場合、直ちに処置し報告するとともに、指示に基づき国家機密漏洩に関わる情報を削除し、関連機器の技術的処理などを行わなければならない。

改正後の国家秘密保護法は2024年5月1日に施行される。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年2月28日

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