【音声ニュース】越境ECが急成長し少数言語人材が引っ張りだこに

人民網日本語版 2024年02月29日11:09

越境ECが近年急速に発展するにつれて、中国の製品の世界各地に向けた輸出も加速度的に増加し、貿易に従事する多くの企業が少数言語を話せる人材を重視するようになっている。最近の求人状況を見ても、少数言語を話せる人材が引っ張りだことなっていることが分かる。

浙江省寧波市はここ数日、卒業見込み大学生を対象とした就職フェアを開催し、企業300社以上が参加した。寧波市は貿易が非常に盛んで、参加した企業の約40%が越境EC業務に従事する人材を募集していた。国際貿易やビジネス英語専攻の需要が多いだけでなく、少数言語を専攻している卒業見込み大学生も引っ張りだことなっていた。

寧波市のある貿易会社の卒業見込み大学生を対象にした求人の担当者は、「ここ数年の状況を見ると、少数言語を専攻した人材の需要が非常に高まっている。今年の春の求人では、卒業見込み大学生を約100人採用する計画で、うち少数言語を専攻した大学生が約20-30%を占めるだろう」と説明した。

取材では、貿易関連スタッフの1年目の年収は、英語を専攻した大学生が10万元未満であるのに対して、少数言語を専攻した大学生は12万-15万元に達していることが分かった。あるアラビア語専攻の学生は取材に対し、「今年の夏に大学を卒業するが、昨年12月に寧波市の越境EC分野のリーディングカンパニーからすでにオファーを受け取っている。会社の提示する給与額にはとても満足している」と話していた。

「人民網日本語版」2024年2月29日

注目フォトニュース