黒竜江・黒河経由の海外旅行300%急増! 1日で2つの国を旅する

人民網日本語版 2024年03月14日16:03
黒竜江・黒河経由の海外旅行300%急増! 1日で2つの国を旅する
ロシア国民が川を隔てた中国黒河国境エリアで打ち上げられる盛大な花火を眺める(画像著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)

今年に入ってから、黒竜江省の観光旅行市場は好調な状態が続いており、黒河市から国境を越えて旅するツアーの人気が高まる一方だ。中国中央テレビ局(CCTV)のビジネスチャンネルが伝えた。

朝7時30分に黒河通関地の旅客検査出国ホールを訪れると、すでに観光客がたくさんいて、出国しようとする10以上のツアー団体が出国手続きをしているところだった。現在、ツアーを通じて申し込めばビザ免除対象として出国リストに載り、約30分で出国手続きを済ませられる。出国手続きを終えた観光客は越境観光バスに乗って、浮き橋で黒竜江を渡り、黒河市の対岸にあるブラゴヴェシチェンスクに直接行くことができる。直線距離にしてわずか750メートル、時間にして5分ほどで到着する。

少し前、「ロシア国民が川を隔てた中国黒河国境エリアで打ち上げられる盛大な花火を眺める」というショート動画がネットで大きな話題になった。今や、「川を隔てて対岸を眺める」のはロシア国民の日常の一コマとなっている。

昨年9月以降、黒河通関地は中国・ロシア相互ビザ免除対象の団体ツアー業務を再開した。中国からの出国ニーズが旺盛なだけでなく、ロシアからの入国ニーズも倍増し、黒河市のホテルや飲食など各種消費市場の上昇傾向が続いている。

黒河市のある旅行会社の孫福霞総経理は、「例年のこの時期に比べ、海外旅行客は3倍から4倍増加しており、広東省や福建省、江蘇省、浙江省、上海市一帯からの観光客が多い」と話す。(編集KS)

「人民網日本語版」2024年3月14日

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