清明節連休、国内の「小都市」や海外のバンコクなどが人気

人民網日本語版 2024年03月19日16:24

清明節(先祖を祭る中国の伝統的な祭日、今年は4月4日)の連休が近づいて、人気都市への航空券・ホテルの予約がすでに始まっており、前の週より1.4倍増加した。全国の多くの地域で文化観光ブームが起こり、中でも「小都市」が目的地の航空券予約が前年同期より2倍以上増加した。

携程旅行網のデータを見ると、清明節連休の旅行商品の予約は同4倍近く増加した。そのうち景勝地の入場券は同5倍増加した。旅行予約サイトの「去哪児」プラットフォームでは、3月中旬から同連休期間までは、親族訪問と観光が目的の旅客の割合が大幅に増加し、年齢を見ると、27-40歳が観光の中心層で50%以上を占める。小規模空港を擁する三線以下の都市は、同連休中に爆発的な成長を遂げるとみられる。

去哪児ビッグデータ研究院の劉婷研究員は、「去哪児のプラットフォームでは、清明節連休は広東省湛江市、雲南省芒市、浙江省舟山市、また吉林省延吉市などの、小規模空港を擁する小都市を目的地とした航空券の事前予約が、前年同期より2倍以上増加している」と話した。

このほか、今年の清明節連休も北京、南京、武漢、杭州、上海、重慶、西安、長沙、蘇州、成都などは引き続き人気の旅行目的地だ。牡丹江、白山、吉林、哈爾浜(ハルビン)などの東北地域の都市のホテルの価格が春節(旧正月、今年は2月10日)連休に比べて50%以上下落し、西双版納(シーサンパンナ)、厦門(アモイ)、潮州、汕頭(スワトウ)、北海などの南方地域の人気都市のホテルの価格も40%前後下落した。

清明節連休の海外旅行先はバンコク、ソウルなどが人気

オンライン旅行予約プラットフォームでの航空券予約状況を見ると、海外旅行先ではタイ・バンコク、韓国・ソウル、日本・東京、日本・大阪、シンガポール、マレーシア・クアラルンプールが人気だ。今の時期はちょうど日本と韓国が桜のシーズンを迎え、花見がメインになるニッチな目的地の多くでも、ホテルにはすでに予約が入っている。またギリシャ・アテネ、イタリア・ミラノ、スイス・チューリヒ、フランス・パリなども検索件数が先週に比べて50%以上増加した。(編集KS)

「人民網日本語版」2024年3月19日

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