外交部「フィリピン船の仁愛礁侵入に対する中国海警局の法執行に非難の余地なし」
人民網日本語版 2024年03月26日15:50
フィリピン船がこのほど仁愛礁(アユンギン礁)近隣海域に不法侵入したことについて、外交部(外務省)の林剣報道官は25日の定例記者会見で、「フィリピン船の侵入強行を前に、中国海警局は必要な法執行措置を取らざるを得なかった。現場でのオペレーションは正当かつ合法的、プロフェッショナルかつ自制的であり、非難の余地はない」と述べた。
林報道官は「仁愛礁は中国の南沙諸島の一部であり、かねてより中国の領土だ。3月23日、フィリピンは自らの約束に再び背き、補給用輸送船1隻と巡視船2隻を派遣し、生活物資の補給を名目に仁愛礁近隣海域に不法侵入した。実際には、フィリピン側が今回補給輸送したのは生活物資ではなく、不法に『座礁』させた軍艦を修理・補強するための建築材料であり、中国の無人島・礁上に恒久的歩哨所を建設することで、仁愛礁に対する恒久的な不法占拠を実現する企てだった。フィリピン側は矛盾した言動を取り、中国側に対して繰り返し行ってきた約束に対する重大な違反を犯し、『南中国海における関係国の行動宣言』第5条に対しても重大な違反を犯している。フィリピン船の侵入強行を前に、中国海警局は必要な法執行措置を取らざるを得なかった。現場でのオペレーションは正当かつ合法的、プロフェッショナルかつ自制的であり、非難の余地はない。中国はフィリピン側に対して、権益侵害の挑発行為の即時停止を要求する。もし独断専行するのなら、中国は必ずや引き続き断固たる措置を講じて自らの領土主権と海洋権益を守る」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年3月26日
注目フォトニュース
関連記事
- 米国務省の仁愛礁関連声明について中国外交部報道官がコメント
- 外交部「国際法に反して南中国海の平和と安定を害した挑発者が誰かは一目瞭然」
- 仁愛礁問題で国防部「中国軍は国家主権と海洋権益を断固として守る」
- フィリピンの「合同航空哨戒」活動について南部戦区がコメント
- 中国の仁愛礁近隣海域に米艦が侵入 南部戦区がコメント
- 中国海警局、中国の仁愛礁近隣海域に不法侵入した船舶を法に基づき排除
- 外交部、フィリピンの仁愛礁における挑発行為は中国の領土主権と海洋権益を侵害
- 仁愛礁へのフィリピン船舶の侵入について国防部報道官がコメント
- 仁愛礁問題、不法「座礁」フィリピン軍艦への資材輸送を中国海警局が遮った件について、外交部報道官が説明
- 外交部「仁愛礁での度重なる緊急事態の責任は完全にフィリピン側にある」
このウェブサイトの著作権は人民網にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn