中国、対外貿易の成長傾向続く 新たな原動力がより力強く
今年1-2月には、全国の物品貿易輸出入額が6兆6100億元(1元は約21.0円)に上り、対外貿易は安定したスタートを実現した。
新技術の開発、新ブランドの育成、新モデルの探求、新プラットフォームの活用により、対外貿易の新たな原動力がより力強くなり、対外貿易の良好なスタートを効果的に支えた。税関総署の王令浚副署長は、「今年1-2月のデータを見ると、対外貿易の好調なスタートを牽引した主な要因は、次の4つの面に現れている」として、以下の4点を挙げた。
(1)新たな産業が新たな優位性を蓄積した。1-2月には、先端工作機械の輸出が前年同期比34.5%増、船舶・海洋プロジェクト設備は同61.3%増、宇宙航空設備は同17.7%増となった。同期のフラットディスプレイモジュール、音響映像設備の部品などの中間財の輸出成長率はいずれも20%を超え、関係国の雇用創出と生産発展を力強くサポートし、またグローバル産業チェーン・サプライチェーンの安定も力強く維持した。
(2)新たなブランドが新たなチャンスを育んだ。「国産品のトレンドのブランド」が海外でも広く受け入れられた。1-2月には、中国独自ブランド製品の輸出が同14.3%増となり、そのうち携帯電話は55.7%増、家具は60.7%増、化粧品は37.3%増だった。
(3)新たなモデルが新たな可能性を開拓した。1-2月には、越境ECの輸出入額が同10%近く増加し、市場調達関連の輸出は同15.9%増となった。新モデルの後押しを受けて、中国内外の良質製品がよりスムーズで効率のよい双方向の流れを実現し、中国内外の消費者の多様化するニーズに応えた。
(4)新たなプラットフォームが新たな活力をかき立てた。1-2月には、22ヶ所ある自由貿易試験区の輸出入が同11.7%増加した。そのうち広東省、江蘇省、四川省、河北省などの自由貿易試験区は輸出入成長率がいずれも30%を超えた。海南の自由貿易港建設が持続的に推進され、同期の輸出入成長率は20%を超えた。
商務部(省)の郭婷婷副部長は、「中国には勢いよく発展する各種類の新業態・新モデルがあり、対外貿易の発展のために新たな原動力を提供し続けている」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年3月27日
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