两会

中国2023年の対外貿易をどのように安定? 商務部がコメント

人民網日本語版 2023年03月03日16:07

現在、グローバル経済は衰退のリスクが高まり、スタグフレーションの流れも見られ、外部環境から厳しい挑戦をつきつけられている。こうした状況の中、対外貿易の安定をはかるにはどうしたらよいか。

中国商務部(省)の王文涛部長はこれに対し、「今年は対外貿易の規模を安定させ、構造を最適化しなければならない。まず規模の基盤をしっかりと維持し、それと同時に、中国の産業高度化、経済発展、総合力向上にともなって、対外貿易の構造を最適化し、対外貿易の総合的競争力を増強しなければならない」との見方を示した。

規模の安定の重点は次の3点だ。(1)政策を安定させることを通じて予想を安定させる(2)市場を安定させる(3)貿易のルートを安定させ、中国輸出入商品交易会(広交会)など従来のルートを利用して貿易促進イベントを展開すると同時に、企業の海外での展示会への参加を奨励し、地方政府、貿易促進機関、商業団体が複数の形式による貿易促進イベントの展開を奨励する。

昨年の厳しい対外貿易の状況の中で、同部は新型コロナウイルス感染症の打撃、外需の不確実性といった影響に対し、対外貿易安定政策を2回連続で打ち出した。こうした政策は昨年の対外貿易が42兆1千億元(1元は約19.8円)の成果を達成する上で重要な役割を果たした。

構造最適化の重点も3つある。(1)貿易スタイルの最適化。一般貿易を強化すると同時に、加工貿易が傾斜移転して高度化・発展を遂げるよう支援する(2)対外貿易におけるサプライチェーンの最適化。地域の協調発展戦略を実施し、東部地域の貿易の質を高め、中西部地域と東北地域の貿易のシェアを拡大する(3)製品の構造を最適化し、貿易の新たな原動力を育成する。このほか、地方政府がデジタル化された貿易展示会の開催模索を支援し、粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門<マカオ>両特別行政区によって構成される都市圏)のグローバル貿易デジタル化先導エリアの建設を加速し、貿易のデジタル化レベルを絶えず引き上げ、デジタルエンパワーメントで貿易の原動力を増強することも必要だ。(編集KS)

「人民網日本語版」2023年3月3日

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