【音声ニュース】一食38口?北京の飲食店が「口に入れる回数」を目安にした注文を試行
人民網日本語版 2024年03月28日14:37
「薄切り魚の酒粕あんがらめ400グラム20口」「揚げ肉団子300グラム30口」……北京市の同和居什刹海店は25日、ビジネス宴会のメニューをリニューアルし、すべての料理にグラム数とその料理を何口で食べ終わるかを示す「口に入れる回数」を記した。「反食品浪費法」の施行から3年近くになるが、北京の飲食業界で摂食量を細かく数値化した飲食サービスプランが打ち出されるのはこれが初となる。
同店のマネージャーによると、消費者がビジネス宴会を予約する場合、店側はその人数や消費者の好みなどに合わせてメニューを推薦する。以前は注文が適量かどうかはサービス担当者の経験が頼りだったが、口に入れる回数を提示することでより正確になるという。
北京華天飲食集団によると、口に入れる回数を提示するという新たな措置は、同集団が毎年延べ1億人以上に飲食サービスを提供する中で蓄積してきた大量の消費サービス経験に基づいている。同集団の関係責任者は、「当社の料理基準と実践の蓄積により、一般的な成人の一食の摂食量が約38口であることが分かった。これを踏まえた上で、当社は業界内で真っ先に『38口行動計画』を導入した。まずは食べ残しが生じやすいビジネス宴会から、口に入れる回数を目安にした注文方法を試している」と話した。
「人民網日本語版」2024年3月28日
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