第4回消費財博、新たな質の生産力が消費高度化を牽引
「開放のチャンスを共有し、美しい生活を共に築く」をテーマとする第4回中国国際消費財博覧会(消費財博)は、今月13日から18日まで海南省で開催されている。会場では人目を引く展示品が集中的に展示され、さまざまな交流・体験のハイテク消費シーンが構築されている。
新たな質の生産力が消費財博に登場
今回の消費財博の億航智能の屋外展示エリアで、一台のeVTOL(電動垂直離着陸機)がひときわ目を引いた。このEH216-S自動運転有人航空機は同社が独自に研究開発した製品で、有人交通観光、物流輸送、救急医療などのシーンに広く応用できる。
「これは世界で唯一、耐空証明書を取得したマルチローター自動運転有人飛行機だ。これ以外にも、当社は中国民用航空局の審査に合格し、世界初の型式合格証と正式な生産許可証を取得した」。同社の連席最高執行責任者(COO)の王釗氏は、「EH216-Sの最大の特徴は3つの『証明書』が揃ったことだ。現在、商用運航資格を持つ唯一の自動運転有人eVTOLだ」と語った。
王氏は、「当社は将来的に、低空遊覧、都市観光、一部固定路線の他の交通機関との接続をめぐり、低空域での応用シーンを展開する」と述べた。
暮らしと仕事の消費体験を再構築
スピーチの原稿が空中の「ディスプレイ」に浮かび、スピーチの進み具合に合わせて、ぎっしり文字が書かれたページが自動的にめくられる。今回の消費財博の湖北展示エリアで、盈乾家智能科技(武漢)有限公司が開発した空中イメージング技術が記者たちの注目を集めた。
同社の荊志偉社長は、「これはインタラクション可能な空中イメージングプロンプターで、先進的なAI(人工知能)音声・意味識別を集積し、複数の言語と複数の方言に対応し、認識の正確率は99.9%。音声シャドーイングを通じ両手を解放し、その単一方向の可視化されたイメージング効果と結びつけることで、原稿なしのスピーチがより自在になる。同技術はプロンプトのほかにも、サミットフォーラム、大型会議、教育、展示・展覧など複数の分野に応用可能だ」と述べた。ニュースキャスターやトレーニングの講師などにとって、このようなテクノロジー製品により原稿なしのスピーチが楽になる。
科大訊飛消費者事業群副総裁の戦文宇氏は、「今年、当社は引き続き全く新しい形態のAI事務用品の発売に取り組み、新たな質の生産力にエンパワーメントする。こうした画期的な製品は先進的なAI技術と実際の事務シーンの需要を結びつけ、ユーザーにより便利でよりスマートな事務体験をもたらしていく」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年4月15日
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