日本の松山バレエ団が訪中 バレエを懸け橋に交流
日本の松山バレエ団青年代表団がこのほど北京や上海を訪問し、中国の舞踊芸術界を代表する高等教育機関や団体と交流を行った。人民網が報じた。
1950年代に故清水正夫氏と故松山樹子氏によって創立され、日本の著名なバレエ団の一つである松山バレエ団は、当時中国で一世を風靡していた映画「白毛女」をバレエ舞台化し、何度も中国公演を行ってきた。松山バレエ団青年代表団は今回、中国人民対外友好協会と中日友好協会の招きを受け、中日両国の「青少年交流の強化に関する覚書」の枠組みに基づいて、訪中・交流を行った。
中国人民対外友好協会の楊万明会長は27日の歓迎レセプションで、「松山バレエ団の2世代にわたるアーティストは半世紀以上にわたり、初心を忘れず、友好という信念を堅持し、中日文化交流と国民の親睦を促進するうえで、多大な貢献を果たしてきた。青年代表団のメンバーが訪中を通して、自分のスキルアップを実現すると同時に、中国をリアルかつ立体的に理解し、中国の若者と貴重な友情を築き、自分が感じた中国の人々の日本の人々に対する友好的な思いを、一人でも多くの日本の人々に伝えることを願っている」と語った。
3月24日に北京に到着した松山バレエ団青年代表団は、1週間にわたる交流を行った。代表団の団長を務めた清水哲太郎・松山バレエ団総代表によると、代表団のメンバーは約100人で、いずれもバレエダンサー、バレエ学校の学生だという。
訪中期間中、代表団は北京舞踏学院や中央バレエ団、中央戯劇学院、上海舞踏学校、上海バレエ団、上海歌舞団などを訪問し、中国の青年ダンサーと交流し、切磋琢磨した。その他、代表団は故宮や中国共産党歴史展覧館などを見学し、中国の伝統文化を体感したり、中国共産党の歴史、中国の経済、社会発展の成果に対する理解を深めたりした。
清水総代表は、「若い世代は、中国と日本の関係を発展させていく原動力になってくれると思っている。中日青少年文化交流の美しい旗を掲げ、またその子供達、またその子供達というふうに、途切れることなく、深く、強く、心打つ物語を皆さんが作っていってほしい。この中日青少年文化交流が、平和を発展させ、人間の幸せを発展させる礎となることを願っている」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年4月2日
注目フォトニュース
関連記事
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn