哈爾浜、「呼吸する」グリーンなアジア冬季競技大会を目指す

人民網日本語版 2024年04月18日13:25

第9回アジア冬季競技大会の開幕まで、13日で残り300日となった。科技日報が伝えた。

開催地の黒竜江省哈爾浜(ハルビン)市では準備作業が秩序正しく進められていると同時に、グリーン・スマートという開催理念が十分に示されている。アジア冬季競技大会の開会・閉会式の開催地としての哈爾浜国際会展センターの改修工事はこの理念を積極的に実践している。

哈爾浜工業大学建築設計研究院有限公司開会・閉会式会場建築デザイナーの劉丹陽氏は、「会場の改修にはプレハブ工法を採用し、工場での加工と現場での組み立てにより工期を短縮する上、ホルムアルデヒドやベンゼンなどの有機揮発物質の放出も減らせる」と述べた。

アイスアリーナの高度化改修工事も同時進行中だ。会場の建設業者である哈爾浜都市発展投資集団有限公司プロジェクト部長の秦緒林氏は、「空調装置、製氷システム、除湿システムなどの設備はエネルギー効率の高い製品を選択。特に会場の製氷システムは従来のエチレングリコール冷却剤を廃止し、冷却効果が高い上、より低炭素で環境にやさしいR134A冷却剤に切り替えた。観戦・競技のためのグリーンで健康的な環境を作ると同時に、都市の持続可能な開発を後押しすることが目標だ」と説明した。

会場の改修工事に当たっては、環境保護の新技術が積極的に推進され、活用されている。アジア冬季競技大会執行委員会選手サービス部環境保護専門チームの責任者である劉慶輝氏は、「グリーンスポンジシティ、空気源ヒートポンプ、立体緑化などの技術を集積し、会場の省エネ改修を行い、会場の気密性によってエネルギー消費量を減らす。これにより会場は『呼吸する』グリーン建築物になる」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年4月18日

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